Actualités japonaises: 40年以上ボランティアの男性北海道むかわ町で炊き出し

40年ねん以上いじょうボランティアの男性だんせい北海道ほっかいどうむかわ町まちで炊き出たきだし

Sep 8, 2018 15:09

Furigana

震度しんど６ろく強きょうの揺ゆれを観測かんそくした北海道ほっかいどうむかわ町まちでは、40年ねん以上いじょうにわたって被災ひさい地ちで料理りょうりをふるまうボランティアをしてきたという男性だんせいが、地震じしん発生はっせい当日とうじつから避難ひなん所しょで炊き出たきだしを行おこない、被災ひさいした人ひとたちを支ささえています。むかわ町まちの避難ひなん所しょでボランティアとして活動かつどうしているのは、清水しみず町まちの山口やまぐち幸雄ゆきおさん（72）です。

山口やまぐちさんは北海道ほっかいどう南西なんせい沖おき地震じしんや阪神はんしん・淡路あわじ大震災だいしんさいなど全国ぜんこくの被災ひさい地ちを訪おとずれ、40年ねん以上いじょうにわたって料理りょうりをふるまうボランティアを続つづけてきたということです。

山口やまぐちさんは地震じしん発生はっせい当日とうじつにむかわ町まちに入はいり、その日ひの夜よるから役場やくばの隣となりの道みちの駅えきに設もうけられた避難ひなん所しょで、仲間なかまと炊き出たきだしを行おこなっています。

山口やまぐちさんは毎食まいしょく違ちがうメニューをふるまうことをモットーにしていて、７なな日にちの夜よるはカレーを、８はち日にちの昼ひるは野菜やさいがたっぷり入はいった焼やきうどんを作つくりました。

料理りょうりができあがると長ながい列れつができ、準備じゅんびしたおよそ300食しょくは30分ふん足たらずでなくなりました。

避難ひなん所しょで寝泊ねとまりしている女性じょせいは「毎食まいしょく違ちがうメニューを用意よういしてくれてうれしいです。自宅じたくの片かたづけなどで大変たいへんですが、励はげみになります」と話はなしていました。

山口やまぐちさんは「皆みなさんのにっこりした笑顔えがおを見みたいだけです。喜よろこんでもらえてうれしいです。『避難ひなんした人ひとたちの生活せいかつが大丈夫だいじょうぶだ』と思おもえるまで活動かつどうを続つづけたいです」と話はなしていました。

車内しゃないで寝泊ねとまりしながら活動かつどう

山口やまぐち幸雄ゆきおさん（72）は40年ねん前まえの昭和しょうわ53年ねんにボランティアを始はじめたということです。

山口やまぐちさんは当初とうしょは会社かいしゃ勤つとめをしながら、災害さいがいが発生はっせいするたびに休暇きゅうかをとって被災ひさい地ちにかけつけ、北海道ほっかいどう南西なんせい沖おき地震じしんや東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさい、そして先月せんげつには、西日本にしにほん豪雨ごううの被災ひさい地ちの岡山おかやま県けん倉敷くらしき市し真備まび町まちで炊き出たきだしを行おこないました。

山口やまぐちさんのワゴン車しゃには、炊き出たきだしに使つかう調理ちょうり器具きぐのほか、机つくえやいすなどが積み込つみこまれていて、被災ひさい地ちでは折り畳おりたたみ式しきの簡易かんいベッドを車内しゃないで広ひろげて寝泊ねとまりをしています。

山口やまぐちさんはボランティアを続つづける中なかで知り合しりあった農家のうかの人ひとたちから、コメや野菜やさいなどの食材しょくざいを提供ていきょうしてもらっています。

今回こんかい、むかわ町まちの避難ひなん所しょにも知り合しりあいの農家のうかからトマトやにんじん、ジャガイモなどの食材しょくざいが届とどき、毎食まいしょく違ちがうメニューの料理りょうりをふるまっていて、「被災ひさい者しゃの笑顔えがおを見みるのがいちばんの喜よろこびです。体からだが動うごくかぎり続つづけていきます」と話はなしています。