大坂なおみ
選手が
優勝した
テニスの
全米オープンで、
対戦相手のセリーナ・ウィリアムズ
選手が
審判に対する
暴言などを
理由にペナルティーを
科され、「
女性への
差別だ」として
反発していることについて、
女子テニス
協会がウィリアムズ
選手を
擁護したの
に対し、
国際テニス
連盟は
審判を
支持し、テニス
界を
二分する
議論となっています。
8日の
全米オープンの
決勝で、
大坂なおみ
選手の
対戦相手だったセリーナ・ウィリアムズ
選手は、
審判に
暴言を
浴びせたこと
などを
理由にペナルティーを
科され、「
男子選手であれば
罰せられなかった」として
女性への
差別だと
反発しています。
これを受けて、女子テニス協会は9日、声明を発表し、「選手の感情表現を許容する基準に、男女で違いがあってはならない。すべての選手が平等に扱われるべきだが、8日の試合ではそうはならなかった」としてウィリアムズ選手を擁護しました。
一方、国際テニス連盟は10日、「審判はプロとして誠実に対応した。判定はルールに沿っていた」として審判を支持する声明を発表し、テニス界を二分する議論となっています。
この問題については、全米オープンの男子シングルスで優勝したジョコビッチ選手も記者会見で触れ、審判の気持ちも理解しなければならないとしたうえで、「四大大会の決勝という場で審判はウィリアムズ選手を追い詰めるべきではなかった。確実に試合の流れが変わってしまった」と述べるなど、波紋が広がっています。