このあと、菅総理大臣は、国会近くのホテルに移り、20日に続いて各分野の専門家などと面会しました。
21日は、大和総研の熊谷亮丸チーフエコノミストやサントリーホールディングスの新浪剛史社長らと経済情勢などをめぐって意見を交わしました。
また、不妊治療への保険適用をめぐって、生殖医療に詳しい都内3か所で開業している杉山産婦人科の杉山力一理事長から意見を聞きました。
このあと、杉山理事長は、「『いち早く不妊治療に協力したい』ということだったので、現状をお話しした。困っている方がたくさんいて、国の支援は本当に心強いと思うので、ぜひ進めていただきたい」と述べました。
小此木元建設相の墓参り 首相就任を報告
菅総理大臣は、かつて秘書として仕えた小此木彦三郎元建設大臣の墓参りをして、総理大臣就任を報告しました。
菅総理大臣は、21日午後、地元の横浜市西区にある、小此木彦三郎元建設大臣の墓を訪れました。そして、ひしゃくを使って、墓石に水をかけたあと、線香を手向けて、静かに手を合わせていました。
菅総理大臣は、記者団に、「45年前に地縁も血縁もない横浜で政治の世界に飛び込み、たどりついたのが小此木先生の事務所だった。まさにゼロからのスタートだった」と当時を振り返りました。
そのうえで、「総理大臣に就任したことを墓前に報告し、『国民のために働く内閣』として期待に応えられるよう頑張りたいとお誓いした」と述べました。
このあと、菅総理大臣は、集まった地元の人たちの拍手に手をあげてこたえ、車に乗り込んでいました。