韓国軍は、
今月21
日に
朝鮮半島西側の
黄海で、
韓国海洋水産省に
所属する
漁業指導船の
乗組員が、
行方が
分からなくなったあと、
北朝鮮側の
海域で
発見されたものの、
北朝鮮軍による
銃撃を
受けて
死亡したと
明らかにし、
北朝鮮側の
対応を
強く
非難しました。
これは、
韓国軍が、24
日午前11
時から
記者会見を
行って
発表したものです。
それによりますと、今月21日、朝鮮半島西側の黄海の北朝鮮に近いヨンピョン(延坪)島付近の海域で、取締りに当たっていた韓国海洋水産省に所属する漁業指導船から乗組員の40代の男性の行方が分からなくなりました。
その後、男性は、北朝鮮側の海域で発見されましたが、北朝鮮軍による銃撃を受けて死亡したということです。また、北朝鮮側は、海上から回収した男性の遺体を燃やしたとしています。
韓国軍は、「すべての責任は北側にある」として、北朝鮮側の対応を強く非難するとともに、詳しい説明と責任者の処罰を求めました。
これについて、韓国メディアは、北朝鮮が新型コロナウイルスへの対応を強化していることが背景にあるとする見方を伝えています。
韓国軍は、男性が行方不明になった詳しい経緯などを調べているほか、韓国大統領府は、NSC=国家安全保障会議を開いて今後の対応を協議することにしています。