熊本市で
先月、
熊本大学の
研究員の
遺体が
見つかった
事件で、
警察は、
遺体を
遺棄したとして
逮捕された67
歳の
無職の
男を、
研究員を
殺害した
疑いで3
日、
再逮捕しました。
再逮捕されたのは、
熊本市中央区の
無職、
熊谷和洋容疑者(67)です。
警察によりますと、先月6日、熊本市中央区本荘の市道脇の側溝のそばで、近くに住む熊本大学の研究員、楢原知里さん(35)の首を絞めて殺害したとして殺人の疑いが持たれています。
熊谷容疑者は研究員の遺体を遺棄したとして先月逮捕され、警察は殺害との関わりについても捜査していました。
捜査関係者によりますと、これまでの調べで、熊谷容疑者は、研究員が住んでいたマンションの清掃員をしていたときに知り合い、「清掃員はボランティアで、本当は不動産をいくつも持ち、金はある。研究を支援したい」などとうそをついて研究員に近づいていたことが分かっています。
そのうえで、「うそがばれそうになったので殺害した」という趣旨の供述をしているということです。
熊谷容疑者は研究員を殺害後、携帯電話を川に投げ捨てるなどしたとみられ、警察はさらに詳しいいきさつを調べることにしています。