菅総理大臣は、
就任後初めての
対面外交として、
アメリカのポンペイオ
国務長官と
会談し、「
自由で
開かれたインド
太平洋」の
実現に
向けて、
日米同盟をより
一層強化し、
普遍的価値を
共有する「
同志国」とも
緊密に
連携して
いくことで
一致しました。
菅総理大臣は、
就任後初めての
対面外交として6
日午後、
およそ15
分間、
総理大臣官邸で
アメリカのポンペイオ
国務長官と
会談しました。
この中で菅総理大臣は、ポンペイオ国務長官の日本訪問を歓迎したうえで、新型コロナウイルスに感染したトランプ大統領夫妻について、「早期の全快を祈っている」と伝えました。
これに対しポンペイオ国務長官は、総理大臣就任への祝意を伝え、トランプ大統領夫妻へのお見舞いのことばに謝意を示すとともに、来年の東京オリンピック・パラリンピックの開催について、「全面的に支持する」と述べました。
そのうえで両氏は、厳しさを増す地域情勢への認識を共有し、海洋進出を強める中国を念頭に「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、地域や国際社会の平和と安定の基盤である日米同盟をより一層強化し、民主主義などの普遍的価値を共有する「同志国」とも緊密に連携していくことで一致しました。
さらに両氏は、北朝鮮情勢についても意見を交わし、菅総理大臣は、拉致問題の早期解決への全面的な支持を要請したのに対し、ポンペイオ国務長官は、「解決のための日本の取り組みを引き続き全面的に支持する」と述べました。