19
人が
殺害される
事件が
起きた
相模原市の
知的障害者施設の
園内に、
神奈川県が
設置を
進めているモニュメントについて、
一部の
遺族が
事件を
二度と起こさせないという
誓いを
盛り込んだ
追悼文を
刻むこと
などを
求めて
県に
要望書を
提出しました。
相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」では、施設の再建に合わせて園内に犠牲となった19人を追悼するモニュメントが設置されることになっていて、県は先月モニュメントの設計業者を選定しデザイン案を公表しました。
これを受けて、犠牲となった当時19歳の美帆さんの母親ら2人が、県に要望書を提出しました。
要望書では、19人を追悼していることが明確にわかるデザインにすることや、事件を二度と起こさせないという誓いを盛り込んだ追悼文を刻むこと、そして、犠牲者の名前は一律ではなく遺族の判断で記載し、モニュメントができたあとでも記載できるようにすることを求めています。
要請書を提出した遺族の代理人の滝本太郎弁護士は「遺族にはいずれ事件が忘れられ、また同じようなことが起きるのではないかという不安がある。モニュメントは、19人の命を奪った事件の重さが伝わるものにしてほしい」と話しています。
神奈川県の担当者は「デザインは案の段階なので、今後遺族の要望も踏まえ詳細な設計を行いたい」としています。