日本と
アメリカ、オーストラリア、インドの4
か国外相会合が
東京で
始まり、
海洋進出を
強める中国を
念頭に、
法の
支配などに
基づく自由で
開かれたインド
太平洋の
実現に
向けた4
か国の
結束を
確認するものとみられます。
4か国外相会合は、新型コロナウイルスの感染拡大以降、国内で初めてとなる閣僚レベルの国際会議で、茂木外務大臣、アメリカのポンペイオ国務長官、オーストラリアのペイン外相、インドのジャイシャンカル外相が出席して、午後5時半ごろから外務省の飯倉公館で始まりました。
冒頭、議長を務める茂木大臣は、「近年、さまざまな分野で既存の国際秩序が挑戦を受けており、新型コロナウイルスの発生、拡大はこの傾向を加速化させている。われわれ4か国は、ルールに基づく国際秩序を強化していく目的を共有しており、これに向けて大きな役割を果たすのが自由で開かれたインド太平洋構想だ。重要なことは多くの国が参加し、このビジョンがより大きく実現されることだ」と述べました。
会合では、海洋進出を強める中国を念頭に、法の支配などに基づく自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた4か国の結束を確認し、今後、会合を定例化することで合意するものとみられます。
また、新型コロナウイルス対策に加え、サイバーセキュリティーや質の高いインフラ整備などに関する協力の在り方をめぐっても意見が交わされる見通しで、4か国としては、安全保障や経済など幅広い分野で、価値観を共有する4か国の協力関係を強化していきたい考えです。