沖縄を
訪れている
加藤官房長官は、
アメリカ軍普天間基地の
ある宜野湾市や
移設先の
名護市の
市長と
相次いで
会談し、
早期返還の
実現に
向けて
全力を
あげる考えを
伝えるとともに、
移設工事への
理解を
求めました。
加藤官房長官は
就任後初めて沖縄県を
訪問し、
アメリカ軍普天間基地の
ある宜野湾市の
松川市長と
会談しました。
この中で加藤官房長官は「住宅や学校などに囲まれた基地があるという状況を固定化してはならない。1日も早い全面返還の実現に向けて全力で取り組み、返還までの負担軽減も目に見える形で実現したい」と述べました。
これに対し松川市長は「市民はずっと不安の中で暮らしており、返還合意から24年がたってもなお進まないことにいらだちもある。1日も早い返還をお願いしたい」と述べました。
これに先立ち加藤官房長官は那覇市で、普天間基地の移設先となる名護市の渡具知市長と会談しました。
加藤官房長官が「生活環境をいかに守り、地域の振興を通じて暮らしや生活をどう高めていくか、できるかぎり配慮する必要がある」と述べて移設工事への理解を求めたのに対し、渡具知市長は「基地が所在していることで住民の生活環境に影響を与えている。基地から発生する諸問題の解決に協力をお願いしたい」と述べました。