日本新聞: 韓国軍北朝鮮の新型ミサイル公開に懸念米軍と分析進める

韓国かんこく軍ぐん北朝鮮きたちょうせんの新型しんがたミサイル公開こうかいに懸念けねん米べい軍ぐんと分析ぶんせき進すすめる

Oct 11, 2020 19:10

Furigana

北朝鮮きたちょうせんが10日にちに行いった軍事ぐんじパレードで、ICBM＝大陸たいりく間かん弾道だんどうミサイル級きゅうとみられる新型しんがたのミサイルなどを公開こうかいしたことについて、韓国かんこく軍ぐんは懸念けねんを示しめし、アメリカ軍ぐんと詳くわしい分析ぶんせきを進すすめています。北朝鮮きたちょうせんは10日にち、朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとうの創立そうりつ75年ねんに合あわせてピョンヤンで軍事ぐんじパレードを行おこない、ICBM＝大陸たいりく間かん弾道だんどうミサイル級きゅうとみられる新型しんがたのミサイルなどを公開こうかいしました。

これを受うけて韓国かんこく大統領だいとうりょう府ふは11日にち午前ごぜん、緊急きんきゅうのNSC＝国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎを開ひらいて対応たいおうを協議きょうぎしました。

また、韓国かんこく軍ぐんはコメントを発表はっぴょうして新あらたな兵器へいきの公開こうかいに懸念けねんを示しめし「北朝鮮きたちょうせんのいかなる脅威きょういにも対応たいおうできる万全ばんぜんの態勢たいせいを維持いじする」として、アメリカ軍ぐんと詳くわしい分析ぶんせきを進すすめています。

一方いっぽう、軍事ぐんじパレードに先立さきだって演説えんぜつしたキム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）委員いいん長ちょうは「一いち日にちも早はやく保健ほけん危機ききが克服こくふくされ、北きたと南みなみが再ふたたび手てを取り合とりあう日ひが来くることを願ねがう」と述のべました。

韓国かんこく統一とういつ省しょうは、新型しんがたコロナウイルスに関連かんれんして南北なんぼく関係かんけいの改善かいぜんの可能かのう性せいを示唆しさしたとみていて「環境かんきょうが整ととのいしだい、人道じんどうや保健ほけん医療いりょうの分野ぶんやから協力きょうりょくが再開さいかいされることを望のぞむ」としています。

通信つうしん社しゃの連合れんごうニュースは「懸念けねんと期待きたいを同時どうじに残のこした」と伝つたえていて、韓国かんこくの漁業ぎょぎょう指導しどう船せんの乗組のりくみ員いんが北朝鮮きたちょうせん軍ぐんに射殺しゃさつされた事件じけんをめぐって韓国かんこく側がわが要請ようせいした合同ごうどう調査ちょうさに応おうじるかどうかなど、今後こんごの北朝鮮きたちょうせんの出方でかたが焦点しょうてんになっています。