3
年前、
神奈川県座間市の
アパートで
若い女性など9
人の
遺体が
見つかった
事件の
裁判で、
殺害された
神奈川県の
当時20
歳の
男性について
被告人質問が
行われ、
被告は
男性は
殺害されることに
承諾していなかったなどと
述べました。2017
年の10
月、
神奈川県座間市の
アパートで
男女9
人の
遺体が
見つかった
事件では、
白石隆浩被告(30)が
性的暴行をしたうえ9
人を
殺害し
現金を
奪った
などとして、
強盗殺人などの
罪に
問われています。
これまでの裁判で被告は9人の殺害について認めましたが、弁護士は被害者が殺害されることに同意していたなどと主張しています。
14日は、3番目に殺害された神奈川県横須賀市の当時20歳の男性について被告人質問が行われました。
被告は検察官から男性が殺害されることに承諾していたか聞かれると、「承諾はないと思っています」と述べました。
法廷では被告が捜査段階で、人形を使って殺害の方法を再現した様子がモニターに示され、被告は「男性は首を絞めると自分の髪の毛をつかむなど抵抗してきた。死にたいと思ってはいなかったと思います」などと説明しました。
そして、殺害の動機については「最初に殺害した女性と男性が知り合いだったので、男性から女性の家族などに自分の情報が漏れると思った」などと述べました。
これに先立ち弁護士が請求した証拠で、男性が交際相手と別れたことや、職場での悩みから自殺願望をつづった日記が示されると、被告は食い入るように手元の資料を眺めたりメモを取ったりしていました。