世界的なオペラ
歌手のプラシド・ドミンゴ
氏から
9人の
女性がかつてセクハラの
被害を
受けていたと
報じられ、ドミンゴ
氏が
総監督を
務める歌劇団は
調査に
乗り出すことを
明らかにしました。
アメリカの
通信社、
AP通信は13
日、「
世界3大テノール」の
1人で、スペイン
出身の78
歳のオペラ
歌手、プラシド・ドミンゴ
氏から1980
年代後半以降、
9人の
女性がセクハラの
被害を
受けたことを
相次いで
訴え出たと
報じました。
このうち、ドミンゴ氏が現在、総監督を務める歌劇団「ロサンゼルス・オペラ」で当時20代の歌手だった女性は、ドミンゴ氏から「指導をするから部屋に来ないか」などと執ように誘われ、1991年には断ることができなくなり、性的関係を強要されたと訴えています。
これに対してドミンゴ氏は声明で「誰かを不快にさせていたなら胸が痛むが、30年前までさかのぼる匿名の主張は正確ではない。すべての交流は同意を得たものだったと信じている」などと反論しました。
一方、「ロサンゼルス・オペラ」はNHKの取材に対して、第三者による調査で事実関係の解明に乗り出すことを明らかにしました。
セクハラや性暴力を告発する「#MeToo」運動は、アメリカをはじめ世界各地で広がっていて、オペラ界の巨匠をめぐる調査の行方は大きく注目されることになります。