このあとバイデン氏は「圧倒的過半数の支持を受けて私たちが勝利する」と演説し、勝利への強い自信を示したのに対し、トランプ大統領は法廷での戦いは始まったばかりだとして、裁判で争う姿勢を強調しています。アメリカ大統領選挙は開票作業が大詰めとなっていて、トランプ大統領が214人の選挙人を獲得したのに対し、民主党のバイデン氏は253人を獲得してリードし、当選に必要な、選挙人の過半数、270人に近づいています。
6日行われた開票では、残る6州のうち、バイデン氏が東部ペンシルベニア州と南部ジョージア州で先行していたトランプ大統領を得票数で逆転したほか、西部アリゾナ州とネバダ州でもリードを保っています。
ただ、いずれの州でも両候補の得票率の差は、わずかなため、大勢判明には至っていません。
得票数の逆転のあと、地元の東部デラウェア州で演説したバイデン氏は、「圧倒的過半数の支持を受けて私たちが勝利する」と述べて勝利への強い自信を示しました。
また、投票日から3日たっても開票が終わらない状況については「集計されているのは単なる数字ではない。人々が自分たちの声を届けるために投じた票だ」と述べ、忍耐強く結果を待つよう国民に呼びかけました。
一方、トランプ大統領はツイッターに「法廷での争いは始まったばかりだ」と投稿し、裁判でさらに争う姿勢を強調していて、開票作業の進捗とともにトランプ陣営がこのあとどのような動きに出るのかにも関心が集まっています。