일본어 뉴스: 【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（10月8日の動き）

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる8日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

クリミア大橋おおはしで大おおきな火災かさいロシアが原因げんいん究明きゅうめいへ

8年ねん前まえロシアが一方いっぽう的てきに併合へいごうしたウクライナ南部なんぶのクリミアと、ロシア南部なんぶを結むすぶ「クリミア大橋おおはし」で8日にち、大おおきな火災かさいが起おきました。現地げんちからの映像えいぞうや写真しゃしんでは、橋はしから大おおきな炎ほのおがあがっている様子ようすがわかります。

ロシアの治安ちあん機関きかんなどでつくる「国家こっか反はんテロ委員いいん会かい」は「トラックが爆発ばくはつして、列車れっしゃの燃料ねんりょうタンクに引火いんかした」と指摘してきしていて、ロシア大統領だいとうりょう府ふのペスコフ報道ほうどう官かんによりますと、プーチン大統領だいとうりょうは政府せいふ委員いいん会かいを設置せっちし原因げんいん究明きゅうめいを急いそぐよう指示しじを出だしたということです。

「クリミア大橋おおはし」は2018年ねんに完成かんせいし、クリミアを一方いっぽう的てきに併合へいごうしたロシアにとって、戦略せんりゃく的てきにもっとも重要じゅうようなインフラのひとつとされています。

ウクライナのポドリャク大統領だいとうりょう府ふ顧問こもんは8日にち「クリミア大橋おおはし」で火災かさいが発生はっせいしたあと、ツイッターに「違法いほうなものはすべて破壊はかいされなければならない。盗ぬすまれたものはすべてウクライナに返還へんかんされなければならない」と投稿とうこうしました。その一方いっぽうで、火災かさいにウクライナ側がわが直接ちょくせつ、関与かんよしたかどうかは明あきらかにしていません。

国連こくれんロシアの人権じんけん状況じょうきょうを調査ちょうさへ

国連こくれん人権じんけん理事りじ会かいは7日にち、ロシアの人権じんけん状況じょうきょうを調査ちょうさする特別とくべつ報告ほうこく者しゃを新あらたに任命にんめいするための決議けつぎを採択さいたくしました。

決議けつぎは、ロシアでは人権じんけん団体だんたいや独立どくりつ系けいメディアなどへの取締とりしまりによって表現ひょうげんの自由じゆうが著いちじるしく制限せいげんされているとして、深刻しんこくな懸念けねんを示しめしており、今後こんご選えらばれる特別とくべつ報告ほうこく者しゃが1年ねんにわたってロシア内外ないがいで調査ちょうさを進すすめ、報告ほうこく書しょをまとめる見通みとおしです。

イギリス国防こくぼう省しょう「ウクライナ軍ぐん戦車せんしゃの半数はんすう以上いじょうロシアから獲得かくとくか」

イギリス国防省こくぼうしょうは「ウクライナ軍ぐんの現在げんざいの戦車せんしゃ部隊ぶたいのうち半数はんすう以上いじょうが、ロシア軍ぐんから獲得かくとくした車両しゃりょうの可能かのう性せいがある」と指摘してきし、ロシア軍ぐんが残のこした装備そうび品ひんをウクライナ軍ぐんが活用かつようしていると分析ぶんせきしています。

ゼレンスキー大統領だいとうりょう「東部とうぶの776平方キロメートルへいほうきろめ-とるの領土りょうどを解放かいほう」

ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは7日にち、新あらたな動画どうがを公開こうかいし「今週こんしゅうだけで東部とうぶの776平方キロメートルへいほうきろめ-とるの領土りょうどを解放かいほうし、ルハンシク州しゅうの6つの集落しゅうらくを含ふくむ29の集落しゅうらくを奪還だっかんした。ロシアの攻撃こうげきが始はじまって以降いこう、これまでに合あわせて2434平方キロメートルへいほうきろめ-とるの領土りょうどと、96の集落しゅうらくがすでに解放かいほうされている。占領せんりょうされている領土りょうども必かならず手てに入いれることができるはずだ」と述のべ、反転はんてん攻勢こうせいを強つよめていく姿勢しせいを強調きょうちょうしました。

ドネツク州しゅう知事ちじ “奪還だっかんしたリマンで2つの集団しゅうだん墓地ぼち”

ウクライナ東部とうぶドネツク州しゅうのキリレンコ知事ちじはSNSで、今月こんげつ奪還だっかんしたリマンで、多おおくの人ひとが殺害さつがいされ埋うめられたとみられる2つの集団しゅうだん墓地ぼちが見みつかったと発表はっぴょうしました。

このうち、1つの集団しゅうだん墓地ぼちにはおよそ200基きの墓はかがあり、もう1か所かしょの集団しゅうだん墓地ぼちにある墓はかの数かずは調査ちょうさ中ちゅうだということです。

投稿とうこうされた写真しゃしんには、木きのようなもので作つくられた数すう多おおくの十字架じゅうじかなどが並ならべて立たてられている様子ようすが映うつされています。

ウクライナ議会ぎかいが決議けつぎ採択さいたく “北方ほっぽう領土りょうどは日本にっぽんの領土りょうどと確認かくにん”

ウクライナ議会ぎかいは7日にち、北方ほっぽう領土りょうどは、ロシアによって占領せんりょうされた日本にっぽんの領土りょうどであると確認かくにんする決議けつぎを採択さいたくしました。

決議けつぎでは「日本にっぽんの北方ほっぽう領土りょうどに対にたいする立場たちばを支持しじする。国際こくさい社会しゃかいは、北方ほっぽう領土りょうどが日本にっぽんに帰属きぞくするという法的ほうてき地位ちいを定さだめるため、すべての可能かのうな手段しゅだんを講こうじるべきだ」としています。

そのうえで、国連こくれんやヨーロッパ議会ぎかいなどの国際こくさい機関きかんも北方ほっぽう領土りょうどが日本にっぽんの領土りょうどであると定さだめるための一貫いっかんした支援しえんと行動こうどうをとるよう訴うったえています。

ウクライナとしては、南部なんぶクリミアを含ふくめて領土りょうどの一部いちぶをロシアに一方いっぽう的てきに併合へいごうされた立場たちばから、日本にっぽんとも連携れんけいしてロシアへの圧力あつりょくを強つよめたいねらいがあるとみられます。

ゼレンスキー大統領だいとうりょうは、7日にちに公開こうかいした動画どうがの中なかで「ロシアの占領せんりょう下かにある北方ほっぽう領土りょうどについて、日本にっぽんの主権しゅけんと領土りょうどの完全かんぜん性せいを尊重そんちょうすることを確認かくにんし、関連かんれんする法令ほうれいに署名しょめいした。ロシアは、これらの領土りょうどに対にたいして何なにの権利けんりもなく、世界中せかいじゅうの誰だれもがそのことをよく理解りかいしている」と述のべました。

IAEA事務じむ局長きょくちょう来週らいしゅう前半ぜんはんにロシアを訪おとずれ協議きょうぎへ

ウクライナを訪おとずれていたIAEA＝国際こくさい原子力げんしりょく機関きかんのグロッシ事務じむ局長きょくちょうは7日にち、声明せいめいを発表はっぴょうし、ザポリージャ原子力げんしりょく発電はつでん所しょの周辺しゅうへんを安全あんぜんな区域くいきに設定せっていするため、来週らいしゅう前半ぜんはんにロシアを訪おとずれて協議きょうぎを行おこなう予定よていだと明あきらかにしました。

また、声明せいめいの中なかで、ザポリージャ原発げんぱつの敷地しきち外がいに6日にち、砲撃ほうげきがあり、冷温れいおん停止ていし状態じょうたいにある6基きの原子げんし炉ろのうち1基きに電力でんりょくを供給きょうきゅうする送電そうでん線せんが損傷そんしょうしたことも明あきらかにしました。

これによって、原子げんし炉ろが代替だいたいの電力でんりょく供給きょうきゅうを受うけられるまでの1時間じかん半はんほど非ひ常用じょうようの発電はつでん機きを動うごかして冷却れいきゃく機能きのうを維持いじしたということです。

この原子げんし炉ろは、先月せんげつ21日にちにも砲撃ほうげきによって電力でんりょくを供給きょうきゅうするケーブルが損傷そんしょうし非ひ常用じょうようの発電はつでん機きを一時いちじ的てきに動うごかす事態じたいが起おきていて、グロッシ事務じむ局長きょくちょうは「原発げんぱつとその職員しょくいんにとってもっと安定あんていした環境かんきょうを作り出つくりだすことが急務きゅうむだ」として、原発げんぱつの安全あんぜんの確保かくほに向むけてロシアとの協議きょうぎを前進ぜんしんさせたいと強調きょうちょうしました。

プーチン大統領だいとうりょう旧きゅうソビエトの国々くにぐにの首脳しゅのう集あつめた会議かいぎで結束けっそく強調きょうちょう

ロシアのプーチン大統領だいとうりょうは7日にち、旧きゅうソビエト諸国しょこくでつくるCIS＝独立どくりつ国家こっか共同きょうどう体たいの非公式ひこうしきの首脳しゅのう会議かいぎを第だい2の都市としサンクトペテルブルクで開ひらきました。

冒頭ぼうとう、プーチン大統領だいとうりょうは、出席しゅっせきした首脳しゅのうたちについて「最もっとも親したしい友人ゆうじんで同盟どうめい国こくであり、真しんの戦略せんりゃく的てきなパートナーシップの関係かんけいがある国々くにぐにの指導しどう者しゃ」と表現ひょうげんし、結束けっそくを強調きょうちょうしました。

プーチン大統領だいとうりょうにとって7日にちは70歳さいの誕生たんじょう日びで、会議かいぎに出席しゅっせきしたベラルーシのルカシェンコ大統領だいとうりょうが農業のうぎょう用ようのトラクターをプレゼントしたほか、ロシア大統領だいとうりょう府ふによりますと、トルコや南アフリカみなみあふりかなど友好国ゆうこうこくの首脳しゅのうから祝意しゅくいが寄よせられたということです。

プーチン大統領だいとうりょうは来週らいしゅうも、旧きゅうソビエト諸国しょこくの首脳しゅのうたちと再ふたたび会議かいぎを行おこなう予定よていです。

カザフスタンなど中央アジアちゅうおうあじあ各国かっこくからは、ウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうを続つづけるロシアと一線いっせんを画かくす姿勢しせいもみられ、プーチン大統領だいとうりょうとしては欧米おうべいとの対立たいりつも深ふかまる中なか、勢力せいりょく圏けんとみなす旧きゅうソビエト諸国しょこくの引き締ひきしめを図はかるねらいがあるとみられます。