対局は、
挑戦者の
広瀬八段が
終盤にかけて
鋭い攻撃を
次々に
繰り出し、
藤井五冠をリードする
展開が
続きました。
対する藤井五冠は反撃のチャンスをうかがい、最後まで粘りを見せましたが押し切られ、午後6時2分、107手までで投了。
広瀬八段が初戦を白星で飾り、4年ぶりとなる「竜王」のタイトル獲得に向けて好スタートを切りました。
対局後、広瀬八段は「さい先のいいスタートを切れたので、2局目以降も気持ちを切らさずに頑張りたい」と述べ、次の対局に向けた意気込みを語っていました。
一方、
敗れた
藤井五冠は「
早い段階で
形勢を
損ねてしまったので、
将棋の
内容をよくしないといけない」と
述べ、タイトル防衛に
向けた
課題について
話していました。
「竜王戦」七番勝負は、ことし12月にかけて日程が組まれ、先に4勝したほうがタイトルを獲得します。
次の第2局は今月21日と22日に京都市で行われる予定です。