外国為替市場で、
およそ32
年ぶりに1ドル=148
円台後半まで
円安が
進んだことを
受けて、
為替政策を
担当する
財務省の
神田財務官は
記者団に、「
断固たる行動をとる
用意が
いつもできている」と
述べ、
再び市場介入に
踏み切ることも
辞さない
構えを
示し、
投機的な
動きを
強く
けん制しました。
急速な円安の動きを受けて、G20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議に出席するためアメリカのワシントンを訪れた神田財務官は14日、現地で記者団の取材に応じました。
神田財務官は、「為替の過度な変動、無秩序な動きは経済に悪影響を及ぼす。特に投機を背景としたものについては適切な措置をとっていく。過度な変動が繰り返されるときには断固たる行動をとる用意がいつもできている」と述べ、行き過ぎた円売りの動きには市場介入に踏み切ることも辞さない構えを示し強くけん制しました。
14日のニューヨーク外国為替市場では、アメリカでインフレがおさまらず金融引き締めによって日米の金利差がさらに拡大するという見方から円相場は1ドル=148円台後半まで値下がりし、2日足らずの間に2円ちかく、円安が進みました。
政府・日銀が先月22日に続いて、再び市場介入に踏み切るのか金融市場には警戒感も広がっています。