陸上男子100
メートルの
日本記録を
持つサニブラウン アブデル・ハキーム
選手が
アメリカから
帰国し、
プロに
転向することを
表明したことについて「
いろいろなことにチャレンジ
できる環境に
身を
置くためだった」と
理由を
説明しました。
アメリカのフロリダ
大学に
所属し、
男子100
メートルで
9秒97の
日本記録を
持つサニブラウン
選手は
先月、みずからのツイッターで
プロ転向を
表明しました。
サニブラウン選手は15日、アメリカから帰国して成田空港で報道陣の取材に応じ、「遅かれ早かれプロになることは決めていたが、10月に世界選手権が終わってから本格的に考え始めた。このままじゃだめなのかなと思った部分が大きい」と転向を決意したいきさつを明かしました。
具体的な理由については「大学生という縛りがないので、ヨーロッパへの遠征などいろいろなことにチャレンジできる環境に身を置くためにはもってこいなのかなと思った。プロになることは一種の通過点で、いろいろなことを有効活用して競技力を上げていくことができればと思っている」と話しました。
プロ転向後もこれまでと同じく大学を拠点に練習を行う予定で、「今のコーチと2年やってきて、いいコミュニケーションが取れて信頼関係も築けてきているのでそれを生かしたい」と説明しました。
そして、来年迎える東京オリンピックに向けては「やるべきことをすべてやって臨みたい。プロ転向もその1つだ。悔いの残らないような年にできればと思う」と改めて意気込みを示していました。