Actualités japonaises: 国立極地研の研究者懲戒解雇処分研究費など不正受給

国立こくりつ極地きょくち研けんの研究けんきゅう者しゃ懲戒ちょうかい解雇かいこ処分しょぶん研究けんきゅう費ひなど不正ふせい受給じゅきゅう

Dec 25, 2019 20:12 1

Furigana

国立こくりつ極地きょくち研究所けんきゅうじょの女性じょせい研究けんきゅう者しゃが、領収りょうしゅう書しょを偽造ぎぞうするなどして国くにの研究けんきゅう費ひなど合あわせて130万まん円えん余あまりを不正ふせいに受給じゅきゅうしたとして懲戒ちょうかい解雇かいこの処分しょぶんを受うけました。懲戒ちょうかい解雇かいこの処分しょぶんを受うけたのは国立こくりつ極地きょくち研究所けんきゅうじょの田邊たなべ優ゆう貴子たかこ助じょ教きょうです。

研究所けんきゅうじょを所管しょかんする情報じょうほう・システム研究けんきゅう機構きこうによりますと、田邊たなべ助じょ教きょうはことし２月にがつまでの６ろく年間ねんかんに、出張しゅっちょうに使つかった航空こうくう券けんの領収りょうしゅう書しょを偽造ぎぞうするなど合あわせて43件けんの不正ふせいな請求せいきゅうで、国くにの研究けんきゅう費ひなど130万まん円えん余あまりを受け取うけとっていたということです。

この中なかには、カラ出張からしゅっちょうや学会がっかいの参加さんか費ひの水増みずまし請求せいきゅうなどもあり、パソコンで領収りょうしゅう書しょなどを偽造ぎぞうしていたということで、ことし２月にがつに領収りょうしゅう書しょに不審ふしんな点てんが見みつかり調査ちょうさが行おこなわれていました。

調査ちょうさ委員いいん会かいは私的してき流用りゅうようがなかったか調しらべるため、振り込ふりこまれた口座こうざの資料しりょうを求もとめましたが、提出ていしゅつされた資料しりょうも偽造ぎぞうされていたことが分わかったということです。

情報じょうほう・システム研究けんきゅう機構きこうによりますと、調査ちょうさに対にたいし田邊たなべ助じょ教きょうは不正ふせいを認みとめ、「すぐに使つかえる費用ひようを確保かくほしておきたかった」などと説明せつめいしていたということです。

情報じょうほう・システム研究けんきゅう機構きこうは「不正ふせいが発生はっせいしたことに心こころよりおわび申し上もうしあげます。研究けんきゅう者しゃとして自覚じかくと責任せきにんに欠かけた行為こういで、誠まことに遺憾いかんです。再発さいはつ防止ぼうし策さくを行おこない、信頼しんらい回復かいふくに努つとめます」とコメントしています。