IR・
統合型リゾート
施設をめぐり
秋元司衆議院議員が
逮捕された
汚職事件で、
贈賄側の
中国企業が
おととし8月に
那覇市で
IR関連のシンポジウムを
主催した
際、
秋元議員への
講演料として200
万円を
支払っていたことが
関係者への
取材で
分かりました。
中国企業側は秋元議員がIR担当の副大臣に就任後、当初より講演料を増額し元政策秘書が設立した会社の口座に振り込んでいたということで、東京地検特捜部は詳しい経緯を調べています。
IRなどを担当する内閣府の副大臣だった衆議院議員の秋元司容疑者(48)は、IRへの参入を目指していた中国企業の「500ドットコム」側からおととし9月、現金300万円の賄賂を受け取ったなどとして収賄の疑いが持たれています。
秋元議員はIR担当の副大臣に就任する3日前のおととし8月4日、中国企業が那覇市で主催したシンポジウムに参加し、IR関連の法制度や今後の展望などについて基調講演を行いました。
関係者によりますと、中国企業側が秋元議員に支払う講演料は当初、50万円の予定でしたが、シンポジウム後の懇親会で秋元議員がIRなどを担当する内閣府副大臣に就任することが話題となり、当初の4倍の200万円に増額していたことが分かりました。
講演料は秋元議員の副大臣就任後、元政策秘書が設立しみずからも一時顧問を務めていた都内の会社の口座に振り込まれていたということで、東京地検特捜部は詳しい経緯を調べています。
秋元議員は逮捕前の取材に対し、講演料が振り込まれた会社について「平成25年ごろまで顧問料を受け取っていたがその後、経営にはタッチしていない。顧問料以外の金は一切受け取っていない」などと説明していました。