中東地域への
自衛隊派遣が
決定されたことを
受け、
河野防衛大臣は
中東のオマーンを
訪れてバドル
国防担当相と
会談し、オマーンの
港で
護衛艦の
補給を
検討していることを
踏まえ、
派遣の
内容について
説明し
理解を
求めました。
中東地域での
日本に
関係する
船舶の
安全確保に
必要な
情報収集態勢を
強化するため、
政府は
来年2月上旬に
護衛艦「たかなみ」を
出港させ、
2月中にも
現地で
活動を
開始させる
ほか、
アフリカ東部のジブチを
拠点に
海賊対策にあたる
哨戒機部隊を
活用することにしています。
これを受けて河野防衛大臣は、日本の防衛大臣として初めてオマーンを訪問し、日本時間の29日午後、バドル国防担当相と会談しました。
会談で河野大臣は中東地域に派遣する護衛艦がオマーンの港で燃料などの補給を検討していることを踏まえ、活動地域がオマーン湾やアラビア海北部などになるといった自衛隊派遣の内容を説明し、理解を求めました。
会談のあと河野大臣は記者団に対し、「『派遣は中東の安定に寄与するだろう』と、前向きな反応をいただいたと思っている。オマーンとは海上自衛隊の艦船の寄港など実績を重ねてきたので、今後も交流を深めていきたい」と述べました。