日本新聞: イラン国連大使トランプ政権に反論軍事的報復の可能性に言及

イラン国連こくれん大使たいしトランプ政権せいけんに反論はんろん軍事ぐんじ的てき報復ほうふくの可能かのう性せいに言及げんきゅう

Jan 4, 2020 16:01

Furigana

イランの国連こくれん大使たいしは、アメリカに殺害さつがいされた司令しれい官かんについて、テロ組織そしきの掃討そうとう作戦さくせんに当あたってきた人物じんぶつだとして、アメリカの外交がいこう官かんなどを標的ひょうてきにした攻撃こうげきを計画けいかくしていたと主張しゅちょうするトランプ政権せいけんに反論はんろんしました。また、ＣＮＮし-えぬえぬのインタビューの中なかで、「司令しれい官かんの暗殺あんさつは開戦かいせんに等ひとしい」と述のべ、軍事ぐんじ的てき報復ほうふくの可能かのう性せいに言及げんきゅうして警告けいこくしました。アメリカ軍ぐんが、イラクの領内りょうないでイランの精鋭せいえい部隊ぶたい、革命かくめい防衛ぼうえい隊たいのソレイマニ司令しれい官かんを殺害さつがいしたことを受うけて、イランのラバンチ国連こくれん大使たいしは３さん日にち、国連こくれんのグテーレス事務じむ総長そうちょうと安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいの議長ぎちょうに対にたいして書簡しょかんを送おくりました。

この中なかでラバンチ大使たいしは、「ソレイマニ司令しれい官かんが国際こくさい法ほうと国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいの決議けつぎに沿そう形かたちで、周辺しゅうへん国家こっかの要請ようせいに基もとづいて過激かげき派は組織そしきＩＳ＝イスラミックステートなど最もっとも危険きけんなテロ組織そしきの掃討そうとう作戦さくせんに従事じゅうじしてきたことは関係かんけい国こくが広ひろく知しるところだ」と主張しゅちょうし、ソレイマニ司令しれい官かんがアメリカの外交がいこう官かんや軍人ぐんじんを標的ひょうてきにした攻撃こうげきを計画けいかくしていたとするトランプ政権せいけんの主張しゅちょうに反論はんろんしました。

そのうえで、「国連こくれんの安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいはアメリカによる不法ふほうな犯罪はんざい行為こういを非難ひなんする責任せきにんがある」として、書簡しょかんを安保理あんぽりのすべての理事りじ国こくに回覧かいらんするよう求もとめています。

これに対にたいして安保理あんぽり内ないからは具体ぐたい的てきな反応はんのうや臨時りんじの会合かいごうを要請ようせいする動うごきは出でていませんが、イランとしては、国連こくれんを通をつうじて主張しゅちょうを展開てんかいし、国際こくさい社会しゃかいの支持しじと理解りかいを得えたいものと見みられます。

また、ラバンチ国連こくれん大使たいしは、アメリカのＣＮＮし-えぬえぬのインタビューの中なかで、「軍事ぐんじ行動こうどうには軍事ぐんじ行動こうどうで対応たいおうする。新あたらしい段階だんかいに入はいった。司令しれい官かんの暗殺あんさつは、イランに対にたいする開戦かいせんに等ひとしい」と述のべて、軍事ぐんじ的てき報復ほうふくの可能かのう性せいに言及げんきゅうして警告けいこくしました。