保釈中に
中東のレバノンに
逃亡した
日産自動車の
元会長、カルロス・ゴーン
被告について、レバノンの
検察は
9日、ICPO=
国際刑事警察機構から
出された
国際手配書などに
基づいて
本人から
事情を
聞きました。そのうえで、
当分の
間、
元会長が
国外へ
渡航することを
禁止しました。レバノンに
逃亡した
日産自動車の
元会長、カルロス・ゴーン
被告をめぐっては、
日本からの
要請をうけてICPO=
国際刑事警察機構が
国際手配しています。
これを受けてレバノンの検察は、9日、首都ベイルート中心部にある司法省の施設でこの手配書などに基づいてゴーン元会長から事情を聞き、当分の間、元会長が国外へ渡航することを禁止しました。
検察は、日本からさらに書類を取り寄せるなどして調べを進めるとしていて、地元メディアは、渡航禁止の期間は、検察が元会長を訴追するかどうか決めるまでの間だと伝えています。
ゴーン元会長をめぐっては、レバノンに駐在する日本の大久保大使がアウン大統領と面会するなど日本政府が事実関係の究明に向けて協力を要請しています。
一方で、ゴーン元会長は8日の記者会見で「レバノンでは、法律が尊重されると信じている」と述べ、日本への身柄の引き渡しにレバノン政府が応じる可能性はないという認識を示しています。