2030
年の
冬のオリンピックについて
IOC=
国際オリンピック
委員会の「
将来開催地委員会」は
招致を
目指している
札幌市について、「
既存の
施設を
活用しての
開催が
可能で
地元自治体と
国が
支持している」として
高く
評価しました。
IOCではオリンピック・パラリンピックの
招致について、
巨額な
開催費用などを
理由に
招致に
消極的な
都市が
増えていることを
受けて、
安定した
大会の
開催につなげるために、
招致に
前向きな
都市を
事前に
把握するため「
将来開催地委員会」を
設けています。
この委員会は10日、スイスのローザンヌ郊外で行われたIOC総会の中で、2030年の冬の大会について現状を報告しました。
それによりますと、招致を目指している札幌市のほかに、アメリカのソルトレークシティと、それにスペインのバルセロナが他の都市との共催での招致に興味を示しているということです。
委員会で冬の大会を担当するモラリュー委員長はいずれの都市も2030年以降の2034年と2038年の大会についても候補地になり得るとしたうえで、札幌市については「既存の施設を活用しての開催が可能で地元自治体と国が支持している」として高く評価しました。
またソルトレークシティもすべての競技会場を既存施設で対応できるとして高く評価した一方で、バルセロナについてはジャンプの会場を新たに建設する必要がある点を課題としてあげています。