東日本大震災の
発生から11
日で
8年10
か月です。
仙台市に
ある震災の
伝承施設では、
津波で
大きな被害を
受けた
岩手県陸前高田市を
写真で
記録し
続けている
男性が、
避難所の
安全を
事前に
確認しておくこと
などの
教訓を
語りました。
仙台市若林区に
ある震災の
伝承施設「せんだい3.11メモリアル
交流館」では、
津波で
大きな被害を
受けた
岩手県陸前高田市の
当時の
様子や
その後の
復興の
状況を
写真で
記録し
続け、
語り
部としても
活動している
釘子(くぎこ)
明さんが
講演しました。
釘子さんは、津波が押し寄せた市街地など約200枚の写真を壁一面に展示し、避難所となっていた体育館で100人以上が犠牲になったことに触れ、自分が避難する避難所がどこにあるのかや、その場所が安全かどうかをもう一度確認してほしいと呼びかけていました。
講演を聞いた40代男性は「津波でこれほど多くのものが流されたことに改めて考えさせられました。避難所の安全を確認したいと思います」と話していました。
釘子さんは「まさか自分が災害に遭うとは思わなかった。各地で災害が相次ぎ『まさか』ではすまされない状況なので、自分のこととして考えてほしい」と話していました。