Japanese News: ニッカウヰスキー主力の「竹鶴」の一部原酒不足で販売終了へ

ニッカウヰスキー主力しゅりょくの「竹たけ鶴つる」の一部いちぶ原酒げんしゅ不足ふそくで販売はんばい終了しゅうりょうへ

Jan 13, 2020 00:01

Furigana

国産こくさんウイスキーの人気にんきの高たかまりで原酒げんしゅの在庫ざいこが不足ふそくしていることからニッカウヰスキーは、主力しゅりょく商品しょうひんの「竹たけ鶴つる」のうち、ラベルに熟成じゅくせい年数ねんすうが入はいった３さん種類しゅるいのウイスキーの販売はんばいをことし３月さんがつ末まつで終了しゅうりょうすることになりました。ニッカウヰスキーによりますと、販売はんばいを終了しゅうりょうするのは、「竹たけ鶴つる」の４よん種類しゅるいのうち、「17年ねん」「21年ねん」「25年ねん」とラベルに熟成じゅくせい年数ねんすうが入はいった３さん種類しゅるいのウイスキーです。

理由りゆうについて、会社かいしゃでは、このウイスキーの人気にんきが国内こくないだけでなくイギリスやフランスなどヨーロッパで予想よそう以上いじょうに高たかまったことで、長期ちょうき間かんの熟成じゅくせいを必要ひつようとする原酒げんしゅの在庫ざいこが不足ふそくし、供給きょうきゅうが追おいつかなくなったとしています。

一方いっぽう、ラベルに熟成じゅくせい年数ねんすうが入はいっていない「竹たけ鶴つるピュアモルト」については、同おなじ時期じきにリニューアルして販売はんばいを続つづけることにしています。

会社かいしゃでは、来年らいねんにかけて北海道ほっかいどう余市よいち町まちと仙台せんだい市しにある蒸留じょうりゅう所しょにおよそ65億おく円えんを投とうじて生産せいさん設備せつびを２に割わり程度ていど増強ぞうきょうし、原酒げんしゅ不足ふそくを補おぎないたいとしています。

出荷しゅっか量りょうが10年ねんで2倍ばいに

国産こくさんウイスキーは国内こくないでのハイボールブームや中国ちゅうごくなど海外かいがいでの人気にんきの高たかまりもあり、この10年ねんで出荷しゅっか量りょうが２に倍ばいに増ふえています。

サントリーやキリンも需要じゅようの増加ぞうかに追おいつかず、一部いちぶ商品しょうひんの販売はんばいを終了しゅうりょうしたほか、原酒げんしゅの生産せいさんを増ふやすための設備せつびの増強ぞうきょうに取り組とりくんでいます。

サントリーでは、「白州しらす12年ねん」と「響ひびき17年ねん」などの販売はんばいをすでに休止きゅうししていて、生産せいさん体制たいせいを強化きょうかするため、去年きょねんから滋賀しが県けん東ひがし近江おうみ市しにある工場こうじょうにおよそ60億おく円えんをかけてウイスキーの原酒げんしゅを熟成じゅくせいさせるための貯蔵庫ちょぞうこを増設ぞうせつしています。