일본어 뉴스: 第162回芥川賞に古川真人さんの「背高泡立草」

第だい162回かい芥川賞あくたがわしょうに古川ふるかわ真人まさとさんの「背せ高だか泡あわ立りつ草くさ」

Jan 15, 2020 17:01

Furigana

第だい162回かい芥川あくたがわ賞しょうと直木なおき賞しょうの選考せんこう会かいが東京とうきょうで開ひらかれ、芥川あくたがわ賞しょうに古川ふるかわ真人まさとさんの「背せ高だか泡あわ立りつ草くさ」が選えらばれました。直木賞なおきしょうは、今いまも選考せんこうが続つづいています。

古川ふるかわさん４よん回かい目めの候補こうほでの受賞じゅしょう

芥川あくたがわ賞しょうの受賞じゅしょうが決きまった古川ふるかわ真人まさとさんは福岡ふくおか市し出身しゅっしんで横浜よこはま市し在住ざいじゅうの31歳さい。高校こうこう時代じだいに所属しょぞくしていた文芸ぶんげいサークルで小説しょうせつを書かき始はじめ、大学だいがくを中退ちゅうたいしてからは兄あにの家いえに同居どうきょして創作そうさく活動かつどうを続つづけ、文芸ぶんげい雑誌ざっしの新人しんじん賞しょうなどに作品さくひんの投稿とうこうを続つづけてきました。

平成へいせい28年ねんに発表はっぴょうしたデビュー作さくの「縫ぬわんばならん」が芥川賞あくたがわしょうの候補こうほ作さくとなり、今回こんかいは４よん回かい目めの候補こうほでの受賞じゅしょうとなりました。

受賞じゅしょう作さくの「背せ高だか泡あわ立りつ草くさ」は、20代だいの女性じょせいが母親ははおやや親戚しんせきとともに長崎ながさき県けんの島しまにある母方ははかたの実家じっかに向むかう場面ばめんから物語ものがたりが始はじまります。誰だれも使つかわなくなった納屋なやの草刈くさかりなどをする様子ようすを方言ほうげんを交まじえて描えがく中なかに、戦前せんぜんや江戸えど時代じだいを舞台ぶたいにした別べつの物語ものがたりが挿入そうにゅうされ、島しまや家いえをめぐる歴史れきしや記憶きおくがひもとかれていきます。