南米パラグアイの
刑務所で、
服役していた
隣国ブラジルの
犯罪組織の
メンバーなど75
人の
受刑者が
集団で
脱獄しました。
刑務所内から
穴を
掘って
逃げたと
見られ、
地元の
当局が
行方を
追っています。パラグアイの
内務省は19
日、ブラジルと
国境を
接する北東部のアマンバイ
県にある
刑務所から
受刑者75
人が
集団で
脱獄したことを
明らかにしました。
刑務所内では敷地の外につながる人が入れる大きさの穴と、掘り出した土を入れたとみられる土のうが200個ほど見つかったことから穴を掘って脱獄したとみられています。
また逃げおおせた75人に続いて受刑者1人がこの穴を通じて逃げようとしたところを拘束されたということです。
内務省によりますと脱獄した75人の多くは薬物や武器の密輸を行うブラジル最大の犯罪組織のメンバーだったということで、ブラジルに逃れた可能性があるとしています。
パラグアイの内務省は逃走中の75人の行方を追うとともに大がかりな脱獄だけに刑務所内部に協力者がいなかったか捜査することにしています。