千代田区にあるスポーツ用品店「ゼビオ」では、去年11月から今月中旬にかけてのスキーの板やスキーウエア、スノーボードなどウインタースポーツ関連の売り上げが前の年の同じ時期と比べておよそ1割減少したということです。
店では暖冬の影響でスキー場の雪不足が続いていることが原因だと見ています。
一方で暖冬で売れ行きが好調な商品もあります。
冬でもランニングしやすい気候が続いているため、この冬のランニング用のシューズやウエアなどの売り上げは前のシーズンに比べ1割増えたということです。
ゴルフ用品の売り上げもおよそ5%増えたということで、店では雪が降らないため冬も営業するゴルフ場が増え、ゴルフクラブやウエアの買い替えにつながっていると分析しています。
栃木県から店に来た60歳の男性は「今シーズンは暖かくてゴルフしやすいので例年より行く回数が増えています」と話していました。
「ゼビオ」東京御茶ノ水本店の稲石幸司店長は「全体でみれば暖冬の影響はマイナスです。ウインタースポーツは、この時期に売り上げが集中するので状況は厳しいです。暦通りに寒くなってほしいというのが私たちの望みです」と話していました。