ロシアのプーチン
大統領は
国際社会の
喫緊の
課題について
話し合うため、
国連の
安保理常任理事国の
5か国による
首脳会議を
開催することを
提案しました。ことしが
第2次世界大戦の
終結から75
年にあたることを
踏まえ、
戦勝国の
一員として
国際秩序の
形成に
主導的な
役割を
果たすねらいが
あるとみられます。ロシアのプーチン
大統領は23
日、ナチス・ドイツによるユダヤ
人の
大量虐殺、ホロコーストの
犠牲者を
追悼するため
中東のエルサレムで
行われた
式典に
出席しました。
演説の中でプーチン大統領は「国連の創設に関わった国々、5大国は文明を守っていくための特別の責任を負っている」と述べ、国際社会の喫緊の課題について話し合うため、ロシアをはじめ中国やアメリカなど国連の安保理常任理事国の5か国による首脳会議をことし開催することを提案しました。
プーチン大統領はこの提案に対し、すでに関係国から前向きな反応が寄せられているとしていて、今後、開催の時期や場所など具体的な調整を進めたいものとみられます。
プーチン大統領としてはことしが第2次世界大戦の終結と国連の創設から75年にあたることを踏まえ、連携を強める中国も巻き込みながら国際秩序の形成に主導的な役割を果たすねらいがあるとみられます。