この実験は、全国の小売店でことし7月からレジ袋の有料化が義務づけられるのを前に、経済産業省が霞が関の中央省庁の中にあるコンビニ4店舗で実施します。
このうち、経済産業省の中にある店舗には、カウンターにレジ袋の引き換えカードが置かれ、客はレジ袋が必要な場合に引き換えカードを手にとって、会計の時に提示します。
そのカードには、海岸にプラスチックごみが散乱している様子をうつした写真が載せられています。
一方、ほかの店舗のカードには写真はなく、文字だけが印刷されていて、特許庁の店舗では、「レジ袋が必要なお客様はレジまでお持ち下さい」、外務省の店舗では「レジ袋規制を導入する国は60か国以上になっています」、財務省の店舗では「レジ袋が不要なお客様はレジまでお持ち下さい」と、店舗ごとに内容が変えられています。
実験は3週間行われ、どのカードがレジ袋の辞退に効果があるのか、検証することにしています。日本チェーンストア協会のまとめでは、レジ袋を辞退する客の割合は去年は54%と全体の半分程度だということで、経済産業省では実験結果を公表して小売店に活用してもらいたいとしています。
実験初日の27日は、梶山経済産業大臣もマイバッグを持って買い物に訪れ、レジ袋の削減をアピールしていました。