日本新聞: ＷＨＯ新型肺炎は「いまだに激しい大流行のさなかにある」

ＷＨＯだぶりゅ-えいちお- 新型しんがた肺炎はいえんは「いまだに激はげしい大だい流行りゅうこうのさなかにある」

Feb 7, 2020 08:02

Furigana

感染かんせんが広ひろがる新型しんがたコロナウイルスについてＷＨＯだぶりゅ-えいちお-＝世界せかい保健ほけん機関きかんは６ろく日にち、中国ちゅうごくで新あらたに感染かんせんが確認かくにんされた患者かんじゃの数かずが初はじめて減少げんしょうしたとする一方いっぽうで、「いまだに激はげしい大だい流行りゅうこうのさなかにある」として、感染かんせんのピークはまだ過すぎていないという見方みかたを示しめしました。感染かんせんが広ひろがる新型しんがたコロナウイルスについて、スイスのジュネーブに本部ほんぶがあるＷＨＯだぶりゅ-えいちお-は、現地げんち時間じかんの６ろく日にち朝あさまでの24時間じかんに中国ちゅうごく国内こくないで新あらたに感染かんせんが確認かくにんされた患者かんじゃは3700人にん近ちかくに上のぼる一方いっぽうで、統計とうけいを取とり始はじめた先月せんげつ20日にち以降いこう、初はじめて、増加ぞうかした患者かんじゃ数すうが前まえの日ひを下回したまわったことを明あきらかにしました。

これについてＷＨＯだぶりゅ-えいちお-本部ほんぶで６ろく日にち、開ひらかれた記者きしゃ会見かいけんで、健康けんこう危機きき担当たんとうのライアン氏しは「患者かんじゃの増加ぞうか数すうが減へったことはよいことだが、今後こんごの予測よそくをするのは時期じき尚早しょうそうだ。いまだに激はげしい大だい流行りゅうこうのさなかにある」と述のべ、感染かんせんのピークはまだ過すぎていないという見方みかたを示しめしました。

会見かいけんでは、このほか医療いりょう態勢たいせいがぜい弱ぜいじゃくな国々くにぐにを支ささえるため、テドロス事務じむ局長きょくちょうが資金しきん面めんでの協力きょうりょくを呼よびかけたのに対にたいして、日本にっぽんが６ろく日にち、新あらたに1000万まんドル、日本にっぽん円えんにして10億おく円えん余あまりを拠出きょしゅつすると表明ひょうめいしたことに触ふれ、加盟かめい国こくに対にたいしてさらなる協力きょうりょくを呼よびかけました。

長崎ながさき大だいなどと連携れんけいし感染かんせん対策たいさく強化きょうか

中国ちゅうごくを中心ちゅうしんに感染かんせんが広ひろがる新型しんがたコロナウイルスについて、ＷＨＯだぶりゅ-えいちお-は６ろく日にち、感染かんせん症しょうの研究けんきゅうを行おこなっている長崎ながさき大学だいがくの熱帯ねったい医学いがく研究所けんきゅうじょをはじめアメリカや香港ほんこん、それにタイなど、世界せかいの合あわせて15の研究けんきゅう機関きかんと連携れんけいして、感染かんせん対策たいさくの強化きょうかに乗り出のりだしたことを明あきらかにしました。