アメリカ大統領選挙に
向けた
野党 民主党の
候補者選びは、
来週、
予備選挙が
行われるニューハンプシャー
州へと
戦いの
舞台が
移り、
現地で
行われた
テレビ討論会では、
初戦のアイオワ
州で
躍進し、
勢いに
乗るブティジェッジ
氏に、ほかの
候補者たちが
論戦を
挑む場面が
目立ちました。
アメリカ大統領選挙で
政権奪還を
目指す民主党候補者による
8回目の
テレビ討論会は、
来週11
日に
予備選挙が
行われる
東部ニューハンプシャー
州で
7日、
ABCニュースが
主催して
行われました。
初戦となった今月3日のアイオワ州の党員集会で躍進したブティジェッジ前サウスベンド市長は、首位を争ったサンダース上院議員について「分断を深めようとしている候補者がいる」と批判しました。
これに対して、サンダース氏は「私はそんなことは言ったことがない」と真っ向から否定するとともに、「私はブティジェッジ氏のように製薬会社などから巨額の選挙資金を得ていない」とブティジェッジ氏を批判しました。
また、全米支持率ではトップに立ちながらアイオワ州では4位と低迷したバイデン前副大統領もブティジェッジ氏に対して、「小さなまちの市長だが、黒人やヒスパニックなど幅広い支援を得る能力を示していない」とけん制するなど、勢いに乗るブティジェッジ氏に、ほかの候補者たちが論戦を挑む場面が目立ちました。
ブティジェッジ氏は初戦のアイオワ州での戦いに資金と人員を集中的に投じてきたため、ニューハンプシャー州以降の予備選挙に向けた活動はこれからというのが実情です。
このため、全米の有権者の関心はブティジェッジ氏がニューハンプシャー州での戦いでも勝って、“強さ”を証明できるのかに集まっています。