高校生の
将棋棋士、
藤井聡太七段が、
おととしと
去年優勝している「
朝日杯将棋オープン戦」の
準決勝で
敗れ、
自身初となる
棋戦の
3連覇はなりませんでした。
藤井聡太七段(17)は、11
日東京で「
朝日杯将棋オープン戦」の
本戦トーナメントに
出場し、
準決勝で
若手の
強豪、
千田翔太七段(25)と
対局しました。
この大会で藤井七段は、おととし羽生善治さんなどトップ棋士を破って初優勝し、去年も決勝で渡辺明さんを破って自身初となる棋戦の連覇を最年少で果たしています。
準決勝の対局はおよそ770人の将棋ファンを前に公開で行われ、後手の藤井七段は40分の持ち時間を先に使い切って1分将棋となり、正午すぎ、115手までで投了しました。
藤井七段は優勝すれば、自身初となる棋戦の3連覇を史上最年少で達成することになりましたが、決勝進出はなりませんでした。
藤井七段「正しい手を選択できず」
準決勝で敗れ、3連覇を逃した藤井聡太七段は、対局のあと「千田七段に強く踏み込まれて、正しい手を選択できずに形勢を損ねてしまいました。また実力をつけて頑張りたいと思います」と話していました。