携帯電話業界の
公正な
競争を
促すため、
総務省は
これまで
大手に
限っていた
携帯電話の
番号の
割り当てを、
格安スマホ
会社にも
広げる方向で
検討することになりました。
携帯電話の番号は、みずから基地局を整備する携帯大手4社に国が割り当てていて、基地局を持たない格安スマホ会社は大手に料金を支払って番号を提供されています。
これについて格安スマホ会社側から、大手との競争を妨げているという意見が出ていることから、総務省は有識者会議で制度の見直しを検討することになりました。
具体的には音声通話の品質や緊急通報などを、大手と同じように確保できる格安スマホ会社に直接、番号を割り当てる方向で検討します。
これによって格安スマホ会社が、サービスや料金を自由に設定できるようにして競争を促すねらいです。
また、有識者会議では制度の見直しにともなって割り当てる番号の増加が見込まれることから、現在の「090」などで始まる番号に加えて、新たに「060」から始まる番号を割り当てる時期も検討する方針で、年内をめどに結論を出すことにしています。