中国の習
近平国家主席は、
上海で
5日開幕した
輸入を
テーマにした
博覧会で
演説し、「
経済のグローバル
化は
歴史の
潮流であり、
誰も
妨げることはできない」と
述べ、
貿易摩擦で
対立する
アメリカを
念頭に
保護主義などに
反対する
姿勢を
強調しました。
中国 上海では
5日から
輸入を
テーマにした
大規模な
博覧会が
始まり、
開幕式で習
近平国家主席が
演説しました。
この中で習主席は「経済のグローバル化は歴史の潮流だ。たとえ多くの険しい暗礁があろうとも、この流れを誰も妨げることはできない」と述べました。
そのうえで貿易摩擦で対立するアメリカを念頭に「世界経済が直面している難題は一つの国で解決できるものではない」と指摘し「矛盾や摩擦は話し合い、協力することが正しい道だ」と述べ、保護主義や一国主義に反対する姿勢を強調し、話し合いによる問題解決を呼びかけました。
また中国として、市場の開放をさらに進める方針を示しました。
この博覧会は、習主席肝煎りの国家事業として中国政府が去年に続いて開催したもので、150を超える国や地域の企業などが参加し、国内外からおよそ50万人のバイヤーなどが訪れる見通しだとアピールしています。
このうち日本は、参加している国や地域の中で最も多い、およそ380の企業や団体が出展する予定で、日中関係が改善する中、中国に向けて積極的に日本製品の売り込みを図ることにしています。