強い冬型の
気圧配置の
影響で、
北海道では16
日にかけて
雪を
伴って
非常に
強い
風が
吹くおそれがあります。
気象庁は
暴風や
高波、
猛吹雪による
交通への
影響に
警戒するよう
呼びかけています。
気象庁によりますと
強い冬型の
気圧配置の
影響で、
北海道では
日本海側を
中心に
強い
風が
吹いています。
北海道では16日にかけて雪を伴って非常に強い風が吹き猛吹雪となるおそれがあり、最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルに達すると予想され、海上の波の高さは6メートルと大しけになる見込みです。
また、上空に真冬並みの寒気が流れ込んでいて、北海道の日本海側の多いところで、16日夕方までの24時間に50センチの雪が降り、その後、17日夕方までの24時間に30センチから50センチの雪が降って大雪になるおそれがあります。
気象庁は、暴風や高波、猛吹雪などによる交通への影響に警戒するよう呼びかけています。
強風で電柱「くの字」に折れ曲がり停電
この暴風雪の影響で、北海道、日本海側の小平町では電柱が「くの字」に折れ曲がり、近くの20戸が一時停電しました。
15日午前6時半すぎ、小平町鬼鹿で海沿いに立っている高さ10メートルの電柱1本が高さ4メートル付近で、「くの字」に折れ曲がり、倒れかかっているのを住民が見つけました。
電柱は鉄筋コンクリート製で中は空洞になっていて、クレーン車が出て地面に倒れないように支えていました。
日本海側では近くの羽幌町で15日午前6時すぎ、最大瞬間風速26.6メートルを観測していて、北海道電力によりますと電柱は海からの強風にあおられ、折り曲がったとみられるということです。
北海道電力は復旧作業ため送電線による通電を一時的に停止し、この影響で午前11時半から近くの20戸が停電しましたが、およそ2時間後、すべて復旧しました。
近くに住む86歳の女性は「暴風雪が強まり怖くて心細いです。風にあおられて転ぶと困るので、外出は控えようと思います」と話していました。
また、北海道教育委員会によりますと、暴風雪が予想されたことから、15日は道内26の市町村の小中学校など、合わせて86校が臨時休校になりました。