高校野球のピッチャーの
負担軽減策について
検討してきた
高野連=
日本高校野球連盟の
有識者会議が、
来年春のセンバツ
高校野球から
1人のピッチャーの
投球数を、
1週間で500
球以内に
制限すること
などを
盛り込んだ
答申を20
日、
高野連に
提出しました。
野球の指導者や医師、それに学識経験者などで作る高野連の有識者会議は、来年春のセンバツ以降の甲子園や地方大会などを対象に、1人のピッチャーの投球数を、1週間で500球以内に制限することを盛り込んだ答申を今月5日にまとめ、20日、都内で座長を務めた慶応大学の中島隆信教授が、高野連の八田英二会長に答申書を提出しました。
答申では球数制限は来年春のセンバツから、3年間を試行期間にするとしているほか、ピッチャーの故障を防ぐため高野連に対して3連戦を回避する日程を組むよう求めています。
答申を受けて高野連は今月29日の理事会で、来年春からの球数制限の導入を正式に決定することにしています。
八田会長は「スピード感をもって理事会で審議していき、突発的なことがないかぎり、春のセンバツから行いたい」と話していました。