オーストラリアのビクトリア州にある内陸部の街ミルデュラが21日、真っ赤な砂嵐に襲われました。街全体が赤い砂ぼこりにかすむ光景は、まるで火星のようでした。
砂嵐は空を明るいオレンジ色に染め、見渡す限り全てを覆いました。
ミルデュラはこの日、日中におよそ11メートルの強風が吹き、気温は40度近くまで上昇しました。
オーストラリアでは強風と熱波の影響でニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州で大規模な森林火災が続き、ビクトリア州北部にまで燃え広がっています。
同州気象局によれば、空港の視界は4キロから500メートルへと低下しました。