中国で
行われている
卓球男子のワールドカップは
準決勝が
行われ、
東京オリンピック、シングルスの
代表入りを
確実にしている
張本智和選手がリオデジャネイロオリンピック、
金メダリストの
中国選手を
破って、
日本男子として
初めて決勝に
進みました。
中国の
成都で
行われている
卓球男子のワールドカップは、
国際卓球連盟が、オリンピックや
世界選手権に
次ぐ大会と
位置づけています。
大会最終日の1日、準決勝が行われ、世界ランキング5位の張本選手は、世界選手権3連覇中でリオデジャネイロオリンピックの金メダリスト、中国の馬龍選手と対戦しました。
張本選手は第1ゲーム、馬選手の強烈なフォアハンドのショットを強化しているフォアハンドで打ち返したり、ボールが上がりきる前を瞬時に打つ得意の高速バックハンドで圧倒したりして、11対6で取りました。
第2ゲームと第3ゲームもバックハンドで優位な展開に持ち込んで連取し、勝利まであと1ゲームとしました。
しかし、第4ゲームと第5ゲームは、相手の巧みな攻撃に押されて続けて落としました。
それでも第6ゲームは、馬選手がボールにさわれないほどのスピードとコースで圧倒するバックハンドや強化しているフォアハンドでポイントを重ねて11対5で奪いました。
張本選手はゲームカウント4対2で勝って、日本男子として初めて決勝に進みました。
張本選手は「相手は強いので、自分はリラックスして挑戦する気持ちで戦った。勝っても負けてもあと1試合なので、今までと同じようにしっかりと準備をして100%の力で戦いたい」と話していました。