名古屋市内の
小学校に
通う5年生の
男子児童が
同級生6人から
現金を
繰り返し
要求され、
合わせて10
万円から20
万円を
支払っていたことが
分かりました。
市の
教育委員会はいじめの
中でも被害者に
深刻な
影響を
及ぼした「
重大事態」と
認定しました。
名古屋市教育委員会の
発表によりますと、ことし
8月、
名古屋市内の
小学校に
通う5年生の
男子児童が
同級生6人から「
お金を
持って
来ないと
遊ばない」
などと
言われ、
自宅から
現金を
持ち出しました。
その後も10月にかけて、男子児童は10数回ほど現金を要求され、同級生たちがゲームセンターでゲームをする代金などとして支払ったということで、金額は合わせて10万円から20万円に上るとみられています。
名古屋市教育委員会は10月中旬に男子児童の母親から問い合わせを受けた学校からの報告で事態を把握し、調査した結果、いじめの中でも被害者に深刻な影響を及ぼした「重大事態」と認定しました。
また、教育委員会によりますと、男子児童はすでに同級生たちから謝罪を受け、登校していますが、男子児童の保護者は現時点では謝罪を受け入れていないということです
名古屋市教育委員会の後藤健之首席指導主事は「小学校でいじめが起き、関係各所にご迷惑をおかけしたことをおわびします」と陳謝しました。