一般の
人が
配達員として
料理を
客に
届ける代行サービス「ウーバーイーツ」の
配達員らでつくる
労働組合は、
報酬の
引き下げの
撤回などを
求めて
運営会社に
団体交渉を
申し入れたものの
拒否されたとして、
今後、
東京の
労働委員会に
救済の
申し立てをすることになりました。
配達員らでつくる
労働組合によりますと、「ウーバーイーツ」の
運営会社は
報酬額を
改定し、
先月末から
移動した
距離に
応じて
支払う金額などを
引き下げる一方、
配達した
回数が
多い人への
ボーナスを
引き上げるとメールで
伝えてきたということです。
これについて労働組合は報酬の実質的な引き下げだとして撤回などを求めて団体交渉を申し入れていますが、会社側は、配達員は個人事業主で労働者にはあたらないとして交渉を拒否しているということです。
労働組合の代表を務める配達員の男性は5日の会見で今後、東京の労働委員会に救済の申し立てをすることを明らかにしたうえで「メール1つで一方的に報酬の引き下げが行われ、合理的な理由について説明がない。きちんと説明してほしい」と訴えていました。
また会見には連合の神津会長も同席し、「どう考えても配達員は労働者にあたり、団体交渉の拒否はありえない。報酬の切り下げも一方的でひどいもので改善できるよう連合としても協力していきたい」と話していました。