日本大学アメリカンフットボール
部の
選手が
悪質なタックルをした
問題で、
大学を
懲戒解雇された
内田正人前監督が、
処分を
不服として
解雇の
無効を
求める訴えを
東京地方裁判所に
起こしたことが
分かりました。
日本大学アメリカンフットボール
部の
内田正人前監督は、ことし
5月に
行われた
関西学院大学との
定期戦で、
日大の
選手が
悪質な
反則行為をしたことの
責任を
取って
監督を
辞任しました。
その後、内田前監督は会見を開き、反則行為を指示したことは否定しましたが、翌月、日大の第三者委員会に「反則行為は前監督らの指示で行われた」と認定され、大学から懲戒解雇の処分を受けました。
関係者によりますと、内田前監督は、これを不服として解雇の無効を求める訴えを起こしたということで、15日、東京地方裁判所で1回目の裁判が開かれることになりました。
この問題で第三者委員会は、現場にいたほかの部員の証言などを有力な根拠として前監督らの指示で反則行為が行われたと認定しましたが、捜査関係者によりますと、この部員は警視庁の調べに対し「タックルした選手を守るために実際に聞いていない証言をした」という趣旨の話をしているということです。
警視庁は、前の監督の刑事責任は問えないと判断していて、今後、裁判所が前監督の訴えをどのように判断するか注目されます。
日本大学は、「回答は差し控えます」とコメントしています。