首都ソウルの試験会場となった高校では、朝早くから受験生たちが保護者に付き添われながら続々と到着していました。
正門の前では後輩たちが大きな旗を振り、太鼓をたたきながら「試験、合格」などと叫び、受験生たちを応援していました。
遅刻しそうな受験生が警察のパトカーで会場に送り届けられる毎年恒例の姿も見られました。
学歴が重視される韓国では有名大学に入学できるかどうかで人生が左右されると言われるほどで、受験生が会場にスムーズに行けるように15日朝は官公庁や企業が出勤時間を遅らせたほか、午後の英語の聞き取り試験ではすべての航空機の離着陸が禁止されるなど、まさに国を挙げての支援が行われています。
受験する男子生徒の1人は「朝からとても緊張して震えましたが、きっとできるという気持ちで会場に来ました」と意気込んでいました。
別の男子生徒は「これまで頑張ってきたので後悔しないようにしたいです」と話していました。
日本のセンター試験に当たる韓国の「大学修学能力試験」は15日朝、全国のおよそ1200の会場で一斉に始まり、59万人余りが受験しています。
首都ソウルの試験会場となった高校では、朝早くから受験生たちが保護者に付き添われながら続々と到着していました。
正門の前では後輩たちが大きな旗を振り、太鼓をたたきながら「試験、合格」などと叫び、受験生たちを応援していました。
遅刻しそうな受験生が警察のパトカーで会場に送り届けられる毎年恒例の姿も見られました。
学歴が重視される韓国では有名大学に入学できるかどうかで人生が左右されると言われるほどで、受験生が会場にスムーズに行けるように15日朝は官公庁や企業が出勤時間を遅らせたほか、午後の英語の聞き取り試験ではすべての航空機の離着陸が禁止されるなど、まさに国を挙げての支援が行われています。
受験する男子生徒の1人は「朝からとても緊張して震えましたが、きっとできるという気持ちで会場に来ました」と意気込んでいました。
別の男子生徒は「これまで頑張ってきたので後悔しないようにしたいです」と話していました。
受験生家族 111日間寺院に祈願
試験前日の14日、ソウル中心部にある寺院ではおよそ600人の受験生の家族たちが詰めかけ、わが子が試験でいい点数を取れるようにと、手を合わせて繰り返しひざまずきながら熱心にお祈りしていました。
寺院によりますと、このうち400人ほどの家族は験を担いで111日間にわたって毎日寺院に通い詰めたということです。
50代の母親は「しっかりとお祈りしたので、実力どおりに、不安を感じないように、試験に臨んでほしいです」と話していました。
別の50代の母親は「子どもが懸命に勉強してきましたから、いい結果が出てほしいです。希望がかなって行きたい学校に合格してほしいです」と話していました。