陸上自衛隊の
訓練で、
砲弾の
コースが
大きくずれて
演習場の
外の
車に
被害が
出た
事故をめぐって、
岩屋防衛大臣は、
訓練の
進め方に
問題があったという
認識を
示したうえで、
原因究明と
再発防止に
努める考えを
示しました。14
日、
滋賀県にある
陸上自衛隊の
饗庭野演習場から
発射された
迫撃砲弾1発が、
目標地点から
大きくずれて
近くの
国道付近を
直撃し、
破片が
車にぶつかって
窓ガラスが
割れるなどの
被害が
出ました。
この事故で、訓練にあたっていた隊員は、直前に発射した別の2発も想定の飛行コースからずれていましたが、気付いていませんでした。
これについて岩屋防衛大臣は、16日の衆議院の安全保障委員会で、「被害に遭われた方に心よりおわびを申し上げるとともに、周辺地域の皆様に大変申し訳なく思っている」と述べ、陳謝しました。
そのうえで「本来なら、1発ずつ着弾地点を確認して次の作業に進むというのがあるべき姿であり、訓練の在り方に極めて問題があったと思っている。原因をしっかりと究明して改善を図りたい」と述べ、原因究明と再発防止に努める考えを示しました。