アメリカの
CNNテレビが、
トランプ大統領と
記者会見で
口論になった
記者のホワイトハウスへの
入館証を
無効にされたのは
不当だと
訴えている
問題で、
連邦地方裁判所は
訴えを
暫定的に
認め、トランプ
政権に
入館証を
返還するよう
命じる仮処分の
決定を
出しました。
CNNテレビは、
トランプ大統領の
記者会見で
口論になったアコスタ
記者の
入館証をホワイトハウスが
無効にしたのは、
報道の
自由を
侵害し、
適正な
手続きもとっていないとして、トランプ
政権を
相手取り
入館証の
返還などを
求める訴えを
起こしています。
訴えを審議する首都ワシントンの連邦地方裁判所は16日、「適正な手続きが取られていない」としてCNNの主張を暫定的に認め、ホワイトハウスに対し、記者に入館証の返還を命じる仮処分の決定を出しました。
決定を受けてCNNは「裁判所の判断に満足しており、今後、最終的な決定として同様の判断が出されることを期待する」とコメントしています。
一方、トランプ大統領は記者団に対し、「私は、報道の自由を誰よりも重んじているが、記者はホワイトハウスにいるときは敬意を持った言動をしなければならない。私はいつでも記者会見を打ち切ることができるが、そうすると他のメディアは満足しないだろう」と話しました。
トランプ大統領は、自分に批判的なメディアを「フェイクニュース」や「国民の敵」などと呼んで敵視しているのに対して、ホワイトハウスを取材するメディアで作る記者会は裁判でCNNを支援しており、大統領とメディアの対立は一層激しくなっています。