アメリカの
トランプ大統領は、
これまでに70
人以上の
死亡が
確認されているカリフォルニア
州北部の
山火事の
被災地を
訪問し、
今後の
対策として
森林管理の
重要性を
強調しました。サンフランシスコから
北に
約300
キロ離れたパラダイスで、
今月8日に
発生した
大規模な
山火事では、16
日の
時点で71
人が
死亡した
ほか、
住宅9700
棟が
焼失したことが
確認されていて、
現地の
メディアは「
人口2万6000
人のパラダイスは
壊滅した」と
報じています。
トランプ大統領は17日、ブラウン州知事らの案内で被災地を訪問し、「大規模な山火事としてはこれが最後となることを願う。今回は本当にひどい山火事だ」と述べました。
さらに、消火活動の説明などを受けたあと、記者団から、山火事の原因は気候変動にあるのではないかと質問されると、「考えは変わらない。安定した気候が必要だ。安全な森林が必要だ。こうした山火事を毎年経験するわけにはいかない」と述べて、森林管理が不十分だったために山火事が拡大したという考えを改めて示しました。
トランプ大統領は、カリフォルニア州の森林管理が不十分だったために山火事が拡大したとして、カリフォルニア州への連邦予算を認めない考えを火事の発生直後にツイッターに投稿していて、現地では無神経だなどと批判が広がっていました。