ことし、
将棋の
新人王の
最年少記録を
更新し、
通算勝利数が100
勝に
迫っている
高校生棋士、
藤井聡太七段(16)が、
1日、インターネットの
番組で
初めて解説を
務め、
トップ棋士どうしの
戦いを
独特の
落ち着いた
言い回しで
分析しました。
高校生棋士の
藤井聡太七段は、ことしも
順調に
勝利を
積み重ね、10
月には
新人王戦で
優勝して、
最年少記録を31
年ぶりに
更新した
ほか、
名人戦につながる
順位戦でも16
連勝中で、
通算の
勝利数も98
勝と100
勝が
目前に
迫っています。
その藤井七段が1日、将棋の八大タイトルの1つ、「叡王戦」の羽生善治竜王と前の王位、菅井竜也七段の実力者どうしの対局のインターネット番組で初めて解説を務めました。
藤井七段は、駒を並べた「大盤」の横に先輩の棋士とともに立ち、刻々と変わる形勢の判断や指し手の予想などを行いました。
藤井七段が対局を解説するのはこれが初めてで、過去に羽生竜王、菅井七段と対局した経験を踏まえながら、「そろそろ激しくなると思います」「桂馬を軸に攻めていくのかなと思います」などと独特の落ち着いた言い回しで説明していました。
また、解説中には、ファンから寄せられた質問に答える形で、私生活について明かす場面もあり、藤井七段はユーモアを交えながら絶妙な掛け合いを見せていました。