検査データの
書き換え
など不正が
相次いでいる
日産自動車で、
新たに
出荷前に
行う複数の
項目の
検査で
不正があったことが
分かりました。
関係者によりますと、
日産自動車が
行った
従業員への
聞き取りなどで、
車の
出荷前に
行う、
ブレーキなど
複数の
項目に関する
検査で、
新たに
不正が
見つかったということです。
日産では検査の不正があった車種や規模など詳しい内容を調べていて、調査の結果を月内にも公表する方針です。
不正については、国土交通省にも状況を報告しているということです。
日産では、国内の工場で出荷前に行う車の燃費や排ガスの検査で、データを書き換えるなどの不正行為が相次いで見つかっていて、社内の調査を続けていました。
一連の検査の不正をめぐっては国土交通省から2度の業務改善指示を受けていますが、新たな不正の発覚で日産の管理体制の甘さが改めて問われることになります。
日産では、カルロス・ゴーン前会長が有価証券報告書にみずからの報酬を少なく記載していたとして、金融商品取引法違反の疑いで逮捕されていて、社内のチェック体制が十分でなかった実態も明らかになっています。