この催しは、デザインで余った布を刺しゅう用に提供するなど、横浜市の障害福祉施設と交流があるデザイナー、皆川明さんの店で開かれ、午前中は事前に応募した12人が参加しました。
福祉施設で刺しゅう作品を製作する武川清次さん(75)たち2人が招かれ、縦15センチ、横10センチほどの大きさのファブリックボード作りに挑戦しました。
参加者は、はぎれを好きな形に切り取ってボードに貼りつけると、黙々と作業に打ち込む武川さんたちの糸の色の選び方や針の進め方を参考にしてボードに刺しゅうを施していました。
参加した江戸川区の小学5年生の女の子は「難しかったけれど、武川さんのようにかわいい刺しゅうができるようにこれからもやってみたいです」と話していました。
企画を担当した寺田有里さんは、「施設の皆さんが作る自由で生命力のある作品を多くの人に知ってもらうため、これからも一緒に取り組んでいきたいです」と話していました。
会場では、今月25日まで、福祉施設で作った作品の展示・販売も行われるということです。