兵庫県芦屋市出身で22歳の貴景勝は、先月の九州場所、得意の突き押し相撲で横綱 稀勢の里や大関 豪栄道などを破って13勝2敗の成績で初優勝を果たしました。
貴景勝は、25日に発表された初場所の番付で初めて関脇に昇進し、東の関脇となりました。
貴景勝は、東京 台東区で師匠の千賀ノ浦親方とともに会見し、「うれしいです。関脇になることができて、次はもう1つ上の番付を目指していく気持ちになった」と心境を話しました。
また、初優勝した先場所からの1か月間について、「自分の知らないところでこんなに応援してもらっていることを知りすごくうれしかった」と振り返ったうえで、今後の課題と目標については「今からまわしを取る相撲はできない。立ち合いの当たり、突き押しのスピードとパワーを磨きたい。横綱・大関は別格なのでここからが自分の本当の勝負だ」と話しました。
初場所に向けては「持っている力を出し切り、一生懸命考えながら相撲を取りたい」と意気込みを話していました。
大相撲初場所は、来月13日に東京 両国の国技館で初日を迎えます。